市場概況

12月22日(月)の米国株式市場は、個別銘柄の値動きは大きいものの、市場全体としては方向感のない展開となった。

半導体関連やロケット・宇宙関連銘柄が大きく上昇する一方、FRBミラン理事の「利下げ規模は未定」という慎重な発言を受け、投資家は様子見姿勢を強めた。

また、24日(火)は半休場、25日(水)はクリスマスで休場となるため、週末を前にポジション調整の動きも見られた。

主要ニュース

FRBミラン理事:利下げ規模は未定

FRBのミラン理事は記者会見で、「次回の利下げ規模についてはまだ決めていない」と発言。

市場では0.25%の追加利下げが織り込まれつつあったが、FRBが慎重な姿勢を崩していないことが改めて確認された。これにより、金利敏感株や成長株は上値が重い展開となった。

円相場:日銀の姿勢を試す円安

為替市場では円安が進行し、日銀の政策スタンスが改めて試される展開となっている。

日銀が12月会合で追加利上げを見送ったことで、円売り圧力が強まった。米ドル円は一時157円台に到達し、市場は日銀の次の動きを注視している。

休場スケジュール

  • 12月24日(火):半休場(短縮取引)
  • 12月25日(水):クリスマス休場

クリスマス休暇を前に、流動性の低下とボラティリティの上昇が予想されるため、ポジション管理には注意が必要。

注目の個別銘柄

ロケットラボ(RKLB):+10%

21回目のロケット打ち上げに成功し、株価は+10%の大幅上昇。

同社は小型衛星打ち上げ市場でSpaceXに次ぐポジションを確立しつつあり、商業衛星需要の拡大を背景に業績も好調。今回の成功により、信頼性がさらに高まったと評価された。

マイクロン(MU):+3.84%

半導体市場の需要回復期待を背景に、マイクロンが+3.84%の上昇

メモリ価格の底打ち観測に加え、AI向けHBM(高帯域メモリ)需要の拡大が材料視された。NVDAやAMDなどのGPUメーカーの好調も、メモリ需要を後押ししている。

ユニファースト(UNF):CTASの買収提案で+19%

制服レンタル大手のシンタス(CTAS)がユニファーストに買収提案を行い、UNFは+19%の急騰。

一方、買収側のCTASは+2%の小幅上昇。業界再編の動きとして注目される。

オラクル(ORKL):+3%

ウェルズ・ファーゴがオラクルの判断を「引き上げ」と評価し、株価は+3%上昇。

クラウドインフラ事業の成長加速が評価された形で、競合のAWSやAzureに対抗する姿勢が明確になりつつある。

ハネウェル(HON):見通し下方修正で-1%

産業コングロマリットのハネウェルが通期見通しを下方修正し、株価は-1%下落。

航空宇宙部門の需要鈍化が主因とされ、景気減速懸念を反映する動きとなった。

セクター別動向

上昇セクター

  • 半導体:マイクロン(MU)+3.84%、NVDA+1.36%、エヌビディアが牽引
  • 通信:ブロードコム(AVGO)+1.11%、安定的な通信インフラ需要
  • クラウド:オラクル(ORCL)+3.48%、Google(GOOG)+0.64%
  • 宇宙・航空:ロケットラボ(RKLB)+10%、打ち上げ成功で急騰

下落セクター

  • ハイテク大手:Apple(AAPL)-1.03%、Microsoft(MSFT)-0.06%
  • エンターテイメント:Netflix(NFLX)-3.18%、利益確定売り
  • 産業:ハネウェル(HON)-1%、見通し下方修正
  • 小売:Walmart(WMT)-3.75%、年末商戦への慎重姿勢

保有銘柄の状況

自分のポートフォリオでは、マイクロン(MU)が+3.84%と大きく上昇し、半導体セクターの回復を実感できた一日となった。

一方で、Apple(AAPL)が-1.2%、Microsoft(MSFT)が-0.41%と、ハイテク大手は軟調。FRBの慎重姿勢が重しとなった形だ。

全体としてはNVDA(+1.32%)とマイクロンの上昇が好材料となり、ポートフォリオは小幅プラスで終了。クリスマス休暇を前に、ポジションは維持する方針。

今後の注目ポイント

短期的な注目点

  • 12月24日(火)半休場、25日(水)休場 - 流動性低下とボラティリティ上昇に注意
  • 年末のポジション調整 - 機関投資家のリバランスが市場に影響
  • FRBの次回会合(1月) - 利下げ規模への注目継続

中長期的な注目点

  • 半導体市場の回復 - メモリ価格の底打ち、AI需要継続
  • 宇宙・衛星ビジネス - ロケットラボの成長継続に期待
  • クラウド競争激化 - オラクルの成長加速が本物か
  • 円安と日銀政策 - 為替動向が日本株・米国株に影響

まとめ

12月21日の米国市場は、個別銘柄の動きは活発だったものの、全体としては方向感のない展開となった。

  • ✅ マイクロン+3.84%、ロケットラボ+10%と半導体・宇宙関連が上昇
  • ✅ FRBミラン理事の慎重発言で、市場は様子見ムード
  • ✅ 24日半休場、25日休場でクリスマス休暇入り
  • ✅ 保有銘柄ではマイクロンが大きく寄与、ポートフォリオは小幅プラス

クリスマス休暇を挟むため、短期的なボラティリティには注意しつつ、年末年始の相場を見守る方針で臨みたい。

2025年も残りわずか。来年に向けて、ポートフォリオの見直しを進めていく。

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