どうも、とみです。
先日、僕が入っている確定拠出年金で選べる商材のバリエーションが増えて大喜びしていました。具体的には、以下の2商材です。
選択肢に追加された2つの投資信託
📊 eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
三菱UFJアセットマネジメントが提供する、「業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指す」ことをコンセプトにした投資信託シリーズ。
特徴: 1本で全世界に分散投資できる。国内株式、米国株式、新興国株式など幅広くカバー。
信託報酬: 年率 約0.1%
🇺🇸 SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
SBIアセットマネジメントが運用する米国株式インデックスファンド。米国の代表的な株価指数であるS&P500指数(米国の主要500社で構成)への連動を目指す商品。
特徴: バンガード社のETF(VOO)に実質的に投資。Apple、Microsoft、Amazon、NVIDIA、Googleなど米国の代表企業に投資。
信託報酬: 年率 約0.1%
オルカンを選んだ理由
どちらも手数料はほとんど変わらないので、迷った結果、オルカンを選ぶことにしました。
理由は僕自身が米国株式の個別銘柄に金融資産の7割近くを割いていたため、なんとなくバランスを取ろうとしたからです。手数料が従来の0.2%から0.1%に低くなり、非常に満足していました。
💭 しかし、ふと思うところがありました
手数料が低くなるのは非常に重要なんだけど、オルカンとS&P500のリターンって・・・どれぐらい違うんやっけ?
過去20年のリターン比較で衝撃の事実
実際にデータを調べてみると、驚くべき結果が出ました。
| 投資先 | 過去20年の年平均リターン | 差分 |
|---|---|---|
| S&P500 | 約10.0% | 約1.0% |
| オールカントリー | 約9.0% |
🔥 1%も違うやん!
過去20年間で見ると、年平均リターンで約1%の差があります。これは長期投資において非常に大きな差です。
なぜリターンに差が出るのか
オルカンの内訳を見ると、実は6~7割が米国株なんです。リターンは似ているものの、その分アメリカ以外の国の成長がアメリカに及ばないわけで…
そもそもリスクのある金融資産に投じる以上、どこの国に投資されて資産が凍結されようが、高いリターンを出す先に入れる方が得なのではないか。
リターン差の具体的インパクト
年率1%の差が、長期投資でどれだけ大きな違いを生むか計算してみましょう。
毎月5.5万円を20年間積み立てた場合:
- S&P500(年利10%): 約4,200万円
- オルカン(年利9%): 約3,700万円
- 差額: 約500万円
たった1%の違いですが、20年後には500万円もの差になります。これは無視できない金額です。
結論:S&P500への全移管を決断
というわけで、以下のように変更することにしました:
🔄 投資先の変更履歴
- 当初: 手数料0.2%の米国株インデックス
- 第一変更: 手数料0.1%のeMAXIS Slimオルカン(全世界分散を狙う)
- 最終決定: 手数料0.1%の米国株インデックス(S&P500)へ全て移管
なんか遠回りした気もしますが、こうやってちゃんと考えた上で納得できる投資先に入れておくということが大事です。
投資判断で大切なこと
適当に資産を投じておくと、大きな下落などの変動が起きた際に、後悔が生まれます。そして場合によっては、これによって狼狽えてしまい更に意味不明な取引をしてしまう可能性があります。
💡 投資の鉄則
こういう細かい0.1%にこだわることが投資の世界では大事です。これは仕事でも大事ですよね。
一事が万事。これからもこだわっていきましょう。
手数料だけでなくリターンも見る
今回の教訓は、手数料の低さだけを見るのではなく、実際のリターンにもしっかり目を向けることの重要性です。
- 手数料0.1%の差 → 年間1,000円程度の違い
- リターン1%の差 → 20年で500万円の違い
どちらが資産形成に大きな影響を与えるかは明らかですね。
おわりに
投資は一度決めたら終わりではなく、定期的に見直すことが大切です。今回のように、より良い選択肢があればためらわずに変更する柔軟性も必要です。
みなさんも、自分の投資先を改めて確認してみてはいかがでしょうか。
それでは、また。