投資は期待値が1を超えるサイコロゲーム

どうも、とみです。

僕は投資というものをしているわけなんですが、一般の人からすると投資はギャンブルと捉えられているようです。投資に対して儲かるプロや証券会社とそれに食われる大勢の一般投資家というイメージがあるんでしょうね。

僕も勉強する前はそうでした。

でもって、正しくない投資をした場合は、上述の通りとなるわけですからタチが悪い。ある意味では先ほどのイメージ、間違ってはいないケースだってあります。例えば同じ投資とはいえ株以外への投資だったり、必要以上のリスクを負ったFXだったり、株式投資ではあるがリターンを超える手数料を取られる商材をつかまされたり、そもそも株式投資と言っておきながらポンジスキームのような投資詐欺だったり。

まあ抑えるポイントはこの程度ではあるんですけど。

そもそも株式投資が儲かるのか?を過去の200年の歴史の中でまとめたのが以下の表。

“株式”の200年のリターンの最高値と最低値。で先に結論を言うと投資は儲かります。

これをサイコロゲームで例えてみましょう。1年でのリターンの最高と最低はそれぞれ表のとおりです。

つまり、100円を投じてサイコロゲームを一回だけやった場合、166円から72円ぐらいに資産はなりますよという表です。あくまで最高と最低にしていますからここでは期待値を考えてはいけません。

だから両極端なケースで考えてみましょう。

おいおい166円だったらいいけど72円だったら困るよ。 ってなりますよね? でも投資なんですから仕方ありません。リスクを負っているからお金が増えるというのが投資だからです。

最悪の場合は100円は72円に。1,000万円は720万円に。1億円は7,200万円になります。

ここを理解しておくことは大事です。投資は儲かっているときより損をしているときのイメージをする事が大事です。不合理な行動をとってしまうからね。おいおい、、、さっきと話違うじゃん儲からないじゃん笑・・・となってはいけません。儲かるとは言いましたが、短期で儲かる。とは言ってませんよ。

その最悪となるリスクを抑えるにはどうするか?それが回数を重ねる事です。パチンコだろうが競馬だろうが確率は収束するってよく言いますよね。それと同じです。

そうするとどうなるでしょう。 100円で例えると、5年では127円~89円。 そして20年では126円から101円の間でとどまります。これが投資において肝となるところです。というかギャンブルと違う所。

ギャンブルの場合は期待値は1以下(胴元の利益や設備維持が必要だから)ですので、20年30年とやったらあたりまえですがお金なくなります。

なんで、株式投資は期待値が1以上なのか?そんなうまい話あるわけないじゃん?って思いますよね。いやいやそんなうまい話しか無いのが資本主義なんですよ。

株式は企業が資金を調達し、事業を拡大・成長させるための出資証券です。要するに胴元が儲けるためのギャンブルとは全く目的が違うんですよね。そして当たり前ですが資本と労働力を原資に企業は成長していきます。

反対に、世界の企業が一斉に衰退するなら株式は下がるでしょう。でも数十年後の未来って確実に発展しますよね。人間は発展や利便性の向上を永遠に求める生き物なので、企業の発展が縮小する事は無いからです。

ちなみに、積立NISAなんかが20年間非課税なのもこういった図を根拠としたものです。

20年投資してくれれば皆儲かるんだから、やろうね。 っていう話です。

これが理解できれば、あとは正しい投資先を選び、確率収束のために長期間、淡々と積むだけで儲かります。

その先の企業が”どう”成長するかは、世界で働く労働者や経営者に任せておけばいいのです。あと付け足すなら、人々はとにかく成長をする事を望んでいます。その成長がどれだけか?という部分は意外にも重要では無いのです。

例えばiPhoneは一気に普及し多くの人々にパソコンを持たせ、また隙間時間を奪う事に成功しましたが、最近そのiPhoneってバージョンがあがったとてそこまで成長感を感じませんよね?

それでも成長が鈍化しようがそれ以上の伸びがある製品が出ないのであれば人々はそれを求めてしまうわけです。選択肢が無いので。

その結果が時価総額世界No1です。だから世界経済がどれぐらいの速度で成長するか・・・は株式の伸びに全く関係ないんですよね。もちろん個別の企業単位では別ですが、世界全体で見た時の話です。

経営者でも労働者でも無い、投資家という人々は、後は何も考えずに期待値が1を超えるサイコロゲームに参加するだけです。

スーパー簡単ですね。

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