ウクライナへの侵攻ルートについて勉強してみる

どうも、とみです。

ロシアがウクライナに侵攻しています。

もうすぐキエフが陥落するとの情勢も伝えられています。

この記事を読むとニュースで出てくるようなメインの都市の情報は押さえられてると思いますので、なんとなくどのへんの話なのかニュースが理解しやすくなると思います。

はじめに戦争前の状況から勉強していきます。ウクライナとロシアの紛争地帯となっている2つの地域のおさらいです。

説明用の資料は下図の斜線部分の2か所ね。

まずは南のクリミア半島。この地域は2014年にロシアが併合したとされている地域です。もちろん西側諸国は認めていません。

続いて東側のノヴォロシアです。ノヴォとはロシア語でНовоと書くようですが、新しいという意味だそうです。このノヴォロシアは連邦制で、ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国という2つの国から成っています。この地域も2014年から独立したとされている地域です。

そして今回ロシアは、ノヴォロシアの平和維持という名目で、特別な軍事的行を起こした。というわけです。

なるほどね、じゃあロシアは東側の2地域に対して軍隊を出したのね。と思うところですが、更にロシアは隣国のベラルーシにも協力を仰ぎ侵攻ルートを確保しました。ウクライナから見ると真北に位置する国です。

ベラルーシはここね。もうニュースで見過ぎて知ってると思うけど。

そしてウクライナ全土へと侵攻しちゃってるわけです。

整理するとロシアの侵攻ルートは大きく分けて北・東・南の3方向から下図のようなイメージ、画像元はイギリスの国防省だからデタラメってわけでも無いと思う。

ここからは方角別に、侵攻先のポイントを見ていきましょう。

北の部隊は首都のキエフ目指して南に一直線に進軍しているようですね。キエフとの間にあるチェルノブイリの確保も既に24日にはニュースになっていましたね。

一方で東の部隊は紛争地帯のノヴォロシアを秒殺で確保し、また、国境に近いウクライナ第二の都市ハリコフも速攻で奪取。そのまま河川沿いに東に進んでウクライナ第四の都市であるドニプロを狙うようです。

ただドニプロは河川よりも西側にあるので少し取得までは時間がかかるかもしれません。

戦争では、現代でも意外と河川の防衛力は高いので、架橋にはそこそこの労力を要します。

特殊な水陸両用車や、架橋戦車といったものを使わないと、重装備を対岸に送る事は出来ません。ウクライナには中央に大きな河川が流れているので、ここは一時的に防衛ラインになります。

なのでまずはその河川より東側を抑えるものと思います。

南のクリミアからの部隊は、東側の部隊と合流するようですが、一部西側に行く部隊もあると見られています。これは西側の海沿いにあるウクライナ第三の都市オデッサを落とすためでしょう。

ウクライナは西側でポーランドやルーマニアとも陸続きではありますが、やはり港を抑えられるのは物資輸送の観点から辛くなるでしょうね。

まぁ、ここまで落ちるころにはキエフが落ちてるだろうからなぁ。

こんな事書いてるけど、ウクライナの地形は詳しく無いです。河川ぐらいはぱっと見たら分かるけど、平原や湿地帯、山岳地帯で侵攻ルートも変える必要があるでしょうね。

さてこうやってみると、ウクライナの主要都市って割と東側に集中してるから、半分落ちると大半がロシアの手中に収まってしまったと言えるでしょうね。

こんな感じでまとめ終わったけど明日になったらもう終わってるかもなってレベルで侵攻が進んでますね。もう戦争状態になってしまったら、正直泥沼化しない事を祈る事しかできません。

NATOやアメリカの軍事的加入が無い事に対して意見している方もいますが、個人的に気持ちは分かりますが、結局は今これに介入すると戦火が拡大する可能性がありありなので、無理じゃないかなと思います。

とはいっても、ドイツのラインラント進駐よろしく、これを足掛かりにポーランド及び東欧のルートが確保されるわけで、ヨーロッパの情勢が不安定になる事は必至でしょうね。

もちろん、こうならないためにすべき事を、水面下の外交・軍事に携わる人々が汗水垂らして調整していたんでしょうけど、なかなか難しいんでしょうね。逆にこれを望んていた人たちもいるわけでね。

ちなみにどうでもいい話ですが、僕はこういった外交とか軍事的な事に興味があって、こういった折衝に携わる仕事に就くために勉強をしていました。結局1年勉強したけど結局試験では落ちてしまったので駄目だったんですけどね。

まぁでも、こういったニュースを見ると、やはり大変なんだろうなと思います。今の仕事ですら、よく憤りを感じてるくらいですしね。

皆さんも、一生に一度くらいは戦争に巻き込まれる可能性があるかもしれません。その時は国内の軍事的目標がどこで、どのように侵攻しそうか少し考えてみるとリスクオフができるかもしれません。

ちなみにそんなハザードマップを国が用意してくれるわけもないので(逆に公開してたら、敵国も逆手に取るわけだし笑)、少し考えるのが難しいですけどね笑

それでは、また。

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