Gensparkで1記事10分という現実
Genspark(AI)を使って、このブログの記事を書いている。1記事あたりにかかる時間は、トータルで約10分だ。
記事執筆の時間内訳
- 書きたい内容を考える:計測不可(思いつき、ニュースを見ながら、勉強しながら)
- Gensparkに書きたい構成内容をメモで送る:5分
- 書いた内容をもとにGensparkに作成させる:実質0分(作られるまで5分ほどコーヒーを飲みながら待つ)
- できた記事を読む:2分
- 必要があれば修正部分をテキストで送る:2分
- Gensparkが自動で修正作業:実質0分
- HP自体の更新:5秒
合計:約10分弱で、1記事が完成する。
従来のブログ執筆なら、1記事書くのに1~2時間はかかっていた。構成を考え、文章を書き、推敲し、画像を用意し、HTMLを整え、アップロードする。それが今では、10分だ。
「書く」という行為の変化
正確に言えば、僕は「書いて」いない。「考える」だけで、文章はAIが生成している。
書きたい内容を頭の中で整理し、AIに指示を出す。AIは5分で構成を作り、文章を書き、データを整え、HTMLまで仕上げてくれる。
僕がやることは、コーヒーを飲み、最後に公開ボタンを押すだけ。
これは「書く」ではなく、「監修する」という行為に近い。
記事を量産できる時代、ブログはどこへ向かうのか
日記感覚で記録するなら最高のツール
もし、ブログを「日記」として使うなら、Gensparkは非常に優秀だ。
- ✅ その日の出来事を簡潔にまとめてくれる
- ✅ 読みやすい文章に整形してくれる
- ✅ 写真を添えれば、それを踏まえた構成にしてくれる
- ✅ 10分で完成するので、毎日続けられる
自分の考えや体験を記録し、後で振り返る。ブログの原点である「ウェブログ(Weblog)=ウェブ上の日誌」という役割に立ち返るなら、AIは最高のパートナーだ。
マネタイズできるのか?
では、ブログで稼ぐことを考えたらどうだろうか。
アフィリエイトを貼り、広告収入を得る。Google AdSenseやAmazonアソシエイトで収益化する。多くのブロガーが目指すゴールだ。
AIで記事を量産できるなら、記事数を増やしてアクセスを稼ぎ、マネタイズするという戦略が現実的になる。
問題はここからだ
そもそも、その「監修」という作業すら必要なのか?
監修している僕自身に本当に価値があるのか?
つまり、その「書きたいと思うテーマ」が正しいのか?
そこから疑う必要がある。
データドリブンでブログを最適化する
Google Analyticsとの組み合わせ
マネタイズを目指すなら、データドリブン(データ駆動型)のアプローチが有効だ。
Google Analyticsで以下のデータを分析する。
- どの記事が読まれているか(ページビュー、滞在時間)
- どのキーワードで流入しているか(検索クエリ)
- どの記事が収益に繋がっているか(コンバージョン率)
- どの記事が読まれていないか(直帰率、離脱率)
これらのデータを元に、「伸びる記事」を書き続け、「伸びない記事」は書かないという戦略が可能になる。
データ分析もAIにやらせる
さらに進めると、データ分析自体もAIに任せることができる。
- Google AnalyticsのデータをGensparkに読ませる
- AIが「どの記事が伸びているか」「どのキーワードが有効か」を分析
- AIが「次に書くべきテーマ」を提案
- そのテーマで記事を書かせる
- 記事を公開し、再びデータを分析する
このサイクルを回せば、「どのような書き物が伸びるのか」を判別し、伸びる記事だけを量産することが可能になる。
最終的には「書きたい内容を考える時間」すら不要に
データ分析でテーマが自動提案され、AIが記事を自動生成する。
そうなると、「書きたい内容を考える」つまり監修作業すら不要になる。
僕がやることは、「公開ボタンを押すだけ」になるかもしれない。
そうなったとき、このブログは誰のブログなのか
AIがテーマを提案し、AIが記事を書く。僕は公開ボタンを押すだけ。
このブログは、まだ「僕のブログ」と言えるのだろうか。
ところで、この記事は僕自身が書こうと思ったものだろうか?
AIが自発的に書いたものだろうか?