どうも、とみです。
高市首相の就任会見での「働いて働いて働いて働いて参ります」という発言が話題になりましたね。
この発言を聞いて、ふと思い出したことがあります。新卒で入社した物流会社での日々です。あの頃の僕も、まさに「働いて働いて働いて参った」んです。
僕も「働いて働いて働いて働いて参った」時代
1社目の物流会社での働き方は、今思い返すとなかなかハードでした。
具体的な勤務実態
| 項目 | 実態 |
|---|---|
| 出社時刻 | 朝7時スタート |
| 退社時刻 | 通常19時ごろ(12時間勤務) |
| 祝日 | もちろん出勤 |
| 土曜日 | 半分は出勤 |
| 夜間 | 呼び出しあり |
| 環境 | 喫煙者とトラック運転席で同乗(横乗り) |
| 給与 | なぜか安い(400万円台) |
📱 携帯のアラームより着信音の方が目が覚める
これが当時の僕の生活を象徴していました。朝のアラームで起きるのではなく、夜中の業務連絡で目が覚める。そんな日常でした。
転職を決意した理由
3年間この生活を続けて、ある日こう思いました。
「土曜日は休みたい。祝日も休みたい。」
シンプルな理由です。でも、これがワークライフバランスを取ろうと決意した瞬間でした。
💡 ワークライフバランスは贅沢品ではない
当時は「休みたい」という理由での転職に、どこか後ろめたさを感じていました。でも今振り返ると、これは当たり前の権利だったんです。
転職して気づいたこと
製造業、そして現在のIT企業と転職を重ねて、ある法則に気づきました。
良い会社の定義
しっかり稼いでいる会社ほど、休みも多いし給与も高い。
これは当たり前のようで、実は本質的なことです。
| 会社の状態 | 1社目(物流) | 3社目(IT) |
|---|---|---|
| 年収 | 400~450万円 | 700~850万円 |
| 年間休日 | 約90日 | 125日以上 |
| 残業時間 | 月60時間以上 | 月20時間程度 |
| 自己投資の時間 | ほぼゼロ | 毎日2~3時間 |
価値の定義が変わった
そして、ここからが本題です。
1社目での「価値」
最初の会社では、「価値」というのは「会社にいかに身を置くか」ということでした。
長時間労働することが美徳とされ、休日出勤することが評価される。でも冷静に考えると、それって本当に価値を生み出していたんでしょうか?
今の「価値」
今は全く違います。「いかに価値を出せるか」です。
時間の長さではなく、生み出す成果。そしてそのために必要なのは、継続的な学びです。
✨ 余暇を使って価値をもっと出そうという気になってくる
良い会社で働けば働くほど、余った時間とエネルギーを使って「もっと成長したい」と思えるようになります。これが健全なサイクルです。
具体的な自己投資
- 副業での会計の学び:実務を通じて財務知識を習得
- 中小企業診断士の勉強:経営全般の知識を体系的に学習
- 投資の実践:資産運用を通じた金融リテラシーの向上
そして重要なのは、これらの学びを会社に還元できるということです。
財務知識は事業計画に活かせるし、診断士の知識は経営課題の分析に役立つ。投資経験は会社の資金運用の視点を広げてくれます。
働いて働いて働いて働く?いや、学んで学んで学んで学ぶ。
高市首相の「働いて働いて働いて働いて参ります」という言葉に、僕なりのアンサーを出すとしたら、こうなります。
「学んで、学んで、学んで、学んで参ります。」
もちろん、首相の立場で「働いて」と言うのは理解できます。公務員のトップとして、率先して働く姿勢を示すのは当然です。
でも、一般のサラリーマンが目指すべきは、ただ長時間働くことではないと思うんです。
本当のワークライフバランスとは
ワークライフバランスって、ただ「仕事を減らして休む」ことじゃないんですよね。
仕事で成果を出し、余った時間とエネルギーで学び、その学びをまた仕事に活かす。
このサイクルを回せる状態が、本当の意味でのワークライフバランスだと思います。
🎯 3つの重要ポイント
- 良い会社を選ぶ:休みも給与も多い会社は存在する
- 時間を自己投資に使う:ただ休むのではなく学ぶ
- 学びを還元する:会社にも自分にもプラスになる
おわりに
もし今、1社目の僕のように「働いて働いて働いて働いて」いる人がいたら、一度立ち止まって考えてみてください。
その働き方は、本当にあなたの価値を高めていますか?
土曜日に休みたい。祝日に休みたい。そう思うことは、決して甘えじゃありません。それは、自分の時間を取り戻し、成長するための第一歩です。
働くことも大事。でもそれ以上に、学び続けることが大事だと思います。
学んで、学んで、学んで、学んで参りましょう。
それでは、また。