法学部出身なのに民法が頭に入らない

中小企業診断士の試験科目の中で、経営法務があります。

僕は法学部出身なので、この科目は得意なはずでした。でも、実際にスピードテキストを読んでみると、全然頭に入ってきません

特に民法。契約、物権、債権、時効、担保物権…。学生時代に勉強したはずなのに、ほとんど忘れています。

テキストを読んでも、用語の意味が曖昧だったり、体系的な理解が欠けていたり、問題を解いても解説だけでは腹落ちしなかったり。

このままでは効率が悪すぎると思い、NotebookLMを使ってみることにしました。

NotebookLMとは

NotebookLMは、Googleが提供するAI学習支援ツールです。

PDFや文書を読み込ませると、その内容をもとに質問に答えたり、要約したり、音声会話を生成したりできます。

💡 NotebookLMの主な機能

  • ソース読み込み:PDF、Googleドキュメント、テキストファイルなどを読み込める
  • 質問応答:読み込んだ内容に基づいて質問に答えてくれる
  • 音声会話生成:トピックを指定すると、ラジオ風の音声解説を自動生成
  • 要約・整理:長文を要約したり、体系的に整理したりできる
  • 引用元表示:回答にソースの該当箇所を引用してくれるため信頼性が高い

僕はこのツールに、中小企業診断士のスピードテキスト(経営法務)とスピード問題集を読み込ませました。

NotebookLMの使い方:僕の学習法

1. 音声会話機能で移動中に学習

NotebookLMの音声会話生成機能が非常に便利です。

トピックを絞って音声解説を生成させると、ラジオのように聞きながら学習できます。例えば:

  • 「民法の時効制度について解説してください」
  • 「担保物権の種類と違いを整理してください」
  • 「債権譲渡の対抗要件について説明してください」

僕はタクシー移動が多いのですが、タクシーだと本を読むと酔ってしまいます。でも音声なら問題ありません。移動中にラジオ感覚で学習できるのは本当にありがたいです。

2. 問題集の解説補助として活用

スピード問題集を解いていると、解説だけでは理解できない問題が出てきます。

そんな時、NotebookLMに問題文と選択肢をコピペして質問すると、テキストのどの部分と関連しているかを教えてくれます。

例:問題解説の使い方

問題:「AがBに対して甲土地を売却したが、移転登記前にAが甲土地をCにも売却し、Cが先に登記を備えた。この場合、Bはどうなるか?」

NotebookLMへの質問:「この問題は民法のどの部分と関連していますか?また、Bが保護される方法はありますか?」

NotebookLMの回答例:「これは民法177条の対抗要件(不動産物権変動)に関する問題です。テキストP.○○を参照してください。Bが保護されるには、Cの登記前にBが先に登記を備える必要があります。また、CがBの存在を知っていた場合、背信的悪意者として登記なくして対抗できる可能性があります(判例)。」

このように、問題集の解説だけではわからない部分を補完してくれます。

3. 深掘り事例で理解を深める

NotebookLMは、さらに深掘りした事例も提示してくれます。

例えば、「こういう事例ではどうなるか?」という質問をすると、類似事例や判例を検索して回答してくれます。

例:深掘り質問

質問:「AがBに土地を売却したが、移転登記前にAが死亡し、相続人CがBの存在を知らずに第三者Dに売却した場合はどうなりますか?」

NotebookLMの回答例:「相続人Cは、被相続人Aの地位を承継するため、原則としてBに対抗できません。ただし、Cが善意無過失であれば、94条2項の類推適用により保護される可能性があります。詳細はテキストP.○○および判例○○を参照してください。」

こうした深掘り質問により、単なる暗記ではなく、理解に基づいた学習ができます。

具体例がないと理解できない問題

民法の用語は、文章を読んだだけでは全く頭に入ってきません。具体例をイメージできないと、10回読んでも理解できないのです。

例1:「表示に対応する意思を欠く錯誤」とは?

テキストには「表示に対応する意思を欠く錯誤」と書いてあります。

これだけ読んでも、正直何を言っているのかわかりません。

NotebookLMに質問:「表示に対応する意思を欠く錯誤とは、具体的にどういう事例ですか?」

NotebookLMの回答例:「例えば、100円の商品を10円と誤って表記してしまった場合や、1,000万円で売るつもりだったのに契約書に100万円と書いてしまった場合などです。表示(書いた内容)と意思(本当に思っていた内容)が一致していない状態を指します。」

こう説明されると、「ああ、ただの価格の勘違いか」と一発で理解できます。

こういう具体例がないと、文章を何度読んでも全く頭に入りません。

例2:「債務不履行」と「不法行為」の違い

債務不履行と不法行為。どちらも「なんとなく悪いこと」というイメージはあります。

でも、具体的にどう違うのかをイメージできないと、問題を解いても混乱します。

しかも、この2つは損害賠償請求権の消滅時効が違うため、試験で頻出です。正しい理解が必要です。

問題集の解説には「債務不履行は契約関係がある場合、不法行為は契約関係がない場合」とだけ書いてあります。でも、これだけでは腹落ちしません。

NotebookLMに質問:「債務不履行と不法行為の違いを、タクシーの事故を例にわかりやすく説明してください。」

NotebookLMの回答例

  • 債務不履行:タクシーに乗って送迎中に事故に遭い、怪我をした場合。タクシー会社との間に運送契約があり、「安全に送迎する」という約束を破ったことになります。契約がある状態での約束違反です。
  • 不法行為:道を歩いていたら、突然タクシーに跳ねられて怪我をした場合。タクシー会社との間に契約はありません。契約がない中での損害です。

この説明で、契約の有無が決定的な違いだと理解できます。

債務不履行は「約束したのに守らなかった」、不法行為は「約束なんてしてないのに勝手に損害を与えた」という違いです。

こうした具体例がないと、用語を暗記しても応用問題で対応できません。NotebookLMは、こうした「わかりやすい具体例」を提示してくれるため、非常に助かります。

NotebookLMのおすすめ活用法(追加)

4. テキスト全体の体系的整理

NotebookLMに「民法のテキスト内容を体系的に整理してください」と指示すると、章立てや関連性を整理したマインドマップ風の要約を作成してくれます。

これにより、全体像を把握しながら学習を進められます。

5. 用語集の自動生成

「このテキストに出てくる重要用語をリストアップして、それぞれ簡潔に説明してください」と指示すると、用語集を自動生成してくれます。

復習時に非常に便利です。

6. 過去問との関連付け

過去問をNotebookLMに読み込ませると、「この問題はテキストのどの部分と関連しているか」を自動で紐付けてくれます。

これにより、過去問演習とテキスト学習を効率的に連動させられます。

7. 比較表の作成

「物権と債権の違いを表形式で整理してください」と指示すると、比較表を作成してくれます。

似た概念の区別が明確になり、理解が深まります。

学習戦略:理解重視から問題演習へ

NotebookLMを使った学習は、時間はかかります

でも、最初の一周はとにかく理解することが優先です。理解せずに暗記しても、応用問題で対応できません。

現在のフェーズ:理解重視

  • テキストを読みながら、不明点をNotebookLMに質問
  • 問題を解きながら、解説不足の部分をNotebookLMで補完
  • 音声会話で移動中に復習
  • 深掘り事例で理解を深める

この方法で、一周目は時間をかけてじっくり理解します。

次のフェーズ:問題演習マシンガン

最終的には、問題をマシンガンの如く解いていくことが大事です。

理解が定着したら、以下のフェーズに移行します:

  • 問題集を高速で周回
  • 過去問を繰り返し解く
  • 間違えた問題だけをピックアップして復習
  • 時間を測って本番を想定した演習

早くこのフェーズに移行しなければいけません。でも、理解が浅いまま問題演習に移っても効率が悪いので、今は焦らず理解を優先しています。

まとめ:AIを使った学習効率化

法学部出身でも、経営法務の民法は思った以上に難しいです。

でも、NotebookLMを活用することで、学習効率が大幅に向上しました。

💡 NotebookLMのメリット

  • 移動中に学習できる:音声会話機能で、タクシーや電車でも勉強可能
  • 問題解説を補完:問題集の解説だけでは不足する部分を補える
  • 深掘り事例で理解が深まる:類似事例や判例を検索して提示してくれる
  • 体系的整理:テキスト全体を整理して全体像を把握できる
  • 引用元が明確:どのページに書いてあるか教えてくれるため信頼性が高い

時間はかかりますが、理解を優先した学習で、早く問題演習フェーズに移行できるよう頑張ります。

適当に書きましたが、こんな感じで勉強中です。